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新米社長福太郎便り

34 よくしゃべるませた小4の女の子の本

 

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日曜から出張中なのですが、

妻の最新刊、発売ほやほや(3月10日発売)の

SELF CLEANING BOOK 2 自由な自分になる本』(ちくま文庫=刊)

を読んでいます。

 

(最初にお断りさせていただきますが、

この本の解説を書いてくださったマーマーボオイ・川島小鳥さんの

文章が素晴らしすぎて……ぼくも熱くなってしまい、

完全手前味噌な話になってしまっています……。

大目に見ていただけますとさいわいです!)

 

何度も読んでいるのに、おもしろい!

この本の単行本が発売されたのは2013年ですが、

あれから4年……

 

妻やぼくたちの会社、自分自身、いろいろなことがあり、

いろいろな変化があったはずなのに、

今も新鮮に感じるのは……

夫のひいき目!?(笑)

 

出張中でしばらく妻とはなれているというのもあるかもしれませんが、

この本を読んでいるとき、服部みれいという作家を、

あらためて第三者的に感じることができました。

 

そして思ったことは……

 

やっぱり作家としての服部みれいがだいすきだなと……

(いや、おのろけは2人でやってくれ! って感じですよね。すみません)

 

陽気で、軽く、気前がよくて、無邪気だな、

としみじみ思いました。

 

ぼくはみれいさんって小学4年生の

よくしゃべるませた女の子みたいだな、

とよく思うんです。

そんな女の子が、週末にあったおもしろいできごとを、

仲よしの女の子に話すというよりは、

勢い余って朝の会で教壇の上に立って

クラス全員におもしろおかしく話しちゃう感じ。

 

「はい!  みんな聞いて聞いて~!!」

 

と、勝手に話しはじめてしまうような(笑)

でもいつの間にかみんなたのしく聞いちゃうみたいな。

 

みれいさんのトークショーや本って、そんな感じがするんです。

とにかく伝えたいっていう思いが強い。

はんぱなく強い。

 

たまに冷えとりや呼吸法とか、

その道を極めた人とか先人の方々からすると、

ちゃんと実践できていないくせに!

という思いがある方もいるかもしれません。

 

でもぼくはあえてこのブログだからいわせてもらいますが、

みれいさんが話すことをちゃんと実践しているかどうかよりも、

(実際に実践していますが!)

 

みれいさんの話を聞いて、

自分がどう思ったのか、どう実践に移していったのか、

が大事なんじゃないのかな、と思うんです。

 

みれいさんは、自分のからだやこころを通して、いい!

って思ったものを、自分だけのものにして

自分が実践し続けることよりも、

なにより周りや読者のみなさまに伝えたいって思いが先にくるんです。

だからみれいさんにとっても、

自分が話したことを日々実践して極めていくよりも

みんなに話して、みんなに伝えていく方がすきなんだと思います

(もちろん実践もできますが)。

勝手にからだが動くというか。

これはちゃんと本人に確認していませんが。

 

ぼくはみれいさんほど気前がよくて無邪気な人に

今まで会ったことがありません。

だからこの本はそんなみれいさんの特徴がよく出ていて、

なんだか生で話を聴いているような感覚になります。

 

それはぼくにとって、

まるで小学校の教室で、机の上に頬杖をついて、

明るくておもしろくておませな女の子の話を聞いている感じ、

魔法にかけられたような時間なんです。

小学校のとき、そんな女の子はいませんでしたが、

なぜか、懐かしいなぁと感じる、

こころのふるさとに帰ってきたような時間なのです。

 

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随所に出てくる平松モモコさんの絵が、

かわいすぎ、おもしろすぎて、

バスや電車の中で読んでいると、

ニヤける顔を自然に戻すのに大変です!

 

(福太郎)