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新米社長福太郎便り

16|仕事をたのしむとはなんだろう 5

 

シリーズ第5回目、今日も題名の問いにヒントをいただいた本のご紹介です!

 

伝説的人気番組『水曜どうでしょう』のディレクター藤村忠寿さん、嬉野雅道さん

お二人の対談が収録された『腹を割って話した』(イースト・プレス=刊)です。

 

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「温泉」の発想

 

藤村 いや、「温泉がすごく気持ちいい」っていうことを

   さっきずっと風呂入りながら思ってたわけですよ。

嬉野 おー、はいはい。

藤村 「気持ちいい」っていうのはいいことでしょ? 温泉に限らずね。

   そういう「気持ちいい」っていう状況を、なんでみんな作らないんだろう……

   っていうのがあるんだよね。

嬉野 あー、ありますね。それはありますよ。

藤村 なんでみんなこうも、気持ちよくない状況をわざわざ作るんだろうっていう。

   「仕事がきつい」とか言っているくせに、「でも会社ってこういうものだから

   しょうがない」とか、みんなあっさり言うじゃないですか

嬉野 言われることあります。

藤村 そういう人たちにとって、会社は「温泉」じゃないわけじゃない?(笑)

嬉野 「温泉」じゃないですよ。

   だってね、「やっぱり仕事って、大変じゃないですか」って

   同意を求められるけど、俺「そうかな……」って思うんですよ。

 

(中略)

 

藤村 みんな「温泉」につかろうっていう発想が無いんだよね。

   気持ちよくもなんともないところに、わざわざ行こうとしている。

嬉野 そういう人は「温泉」につかって「あー、気持ちいいなぁ〜」っていう経験が

   たぶん無いから————

藤村 仕事を気持ちいい「温泉」にしようって考えたことが無い。

 

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『腹を割って話した』(藤村忠寿・嬉野雅道=著、イースト・プレス=刊)より抜粋

 

この本に出会って、仕事を温泉にするという発想を知ったのは今から2年前のこと。

あらためてこの本を読んで「仕事=温泉」には大きなヒントがつまっているような気がします。

(本をプレゼントしてくださったYさん、ありがとうございます!!!)

 

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父の住む村所有の山で倒木を薪木にしようと誘われて、行ってきました!

木はおおきい、木は重い、木はすごい !! 子どもみたいな感想ですが

デスクワークを全部なくして、山で仕事をしていたい、

きこりになりたい、そんな気分です!!

 

(明日に続きます! 山仕事は温泉な福太郎でした!)