14 仕事をたのしむとはなんだろう 3
前日に続いて、今日もヒントをいただいた本を
ご紹介させていただきます!
元ラグビー日本代表選手である平尾剛さんの著書
『近くて遠いこの身体』(ミシマ社=刊)の
「ラクをする」と「楽しむ」は違う
という小見出しからはじまる文章です。
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結論からいうと、部活動に励む学生のほとんどは
どうやらスポーツを楽しめていないらしい。
正確には「楽しむ」の意味をはき違えているということで、
どうも「楽しむ」と「ラクをする」を
混同しているように見受けられる。
(中略)
この「ラクをしてはいけない」という教えを
強固なまでに身体化すると、とても厄介なことになる。
「楽しみ」を忌避するようになるからだ。
常に表情が厳しくなり、身体には緊張が張りつめる。
なにごとにもぴりぴりと
シリアスに取り組まざるをえなくなる。
苦しければ苦しいほど、
しんどければしんどいほど、
いい練習なのだと勘違いするようになってしまう。
つまり、苦しさを求めるクセがつく。
この過度な刷り込みを避けるべく
ここではっきりさせておきたいのは、
「ラクをする」と「楽しむ」は
決定的に位相が異なるということである。
この違いを明確にしておかないことには、
この落とし穴からは抜け出せない。
なぜなら「楽しむ」は、
パフォーマンスの次数をひとつ繰り上げるためには
避けて通ることのできないこころ構えだからである。
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『近くて遠いこの身体』(平尾剛=著、ミシマ社=刊)より抜粋
ぼくも中高と部活漬けだったので
「ほんとうにその通り!」と唸りました。
「スポーツ」の話ですが、
「仕事」に置き換えてなんども読み返しました!
「今年は昔のスキースタイルで雪山へ!」と
ニッカボッカパンツや
ノルディックセーターを古着屋さんでそろえて、
ついに年末に古着屋さんで古いパタゴニアの
スキーキャップをゲットしたのですが!!
でも……いまだ今シーズンは一度も雪山に行けず……。
そういえば編集部最年少・26歳あそびざかりのふみさんも
「スノボ!スノボ!スノボ!」といっていたけれど……、
はたして行けたのでしょうか……。
(明日に続きます! 福太郎でした!)