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新米社長福太郎便り

#14 スイカ、へその緒

 

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instagramでもご報告させていただいたのですが

一苗だけスイカを育てました。

「肥料をあげないとむずかしい」

「うまくできても、どうぶつたちに食べられてしまう」と

いろいろな方から、スイカを育て上げる難しさを聞いていました。

そういうわけで「できたらいいや〜」ぐらいの気持ちで、植えた後は

ほぼほったらかしで、実ができているのも、

出張中に妻から教えてもらうほどでした。

 

こぶりながらもまん丸のスイカをはじめて持ち上げたとき、

その重さにびっくり! ずっしり重いのです。

普段スーパーで見かけたり、人からいただいたりするときには

あまり考えもしなかったけれど

なにもなかった苗の状態を見ていると、不思議でたまりませんでした。

 

収穫するために、スイカの実と幹を結ぶヘタの部分を鎌で切るとき

「なんだかへその緒をきるみたいだ」

そんなことを思いました。

 

思えば、どんな人間だって、

はじめはお母さんのお腹の中で

ほんとうにちいさな命として躍動しはじめるんですもんね。

どんな大きな木だって、はじめはちいさな種ですし。

 

その後、スタッフのみんなでおいしくいただきましたが

なんだか愛おしくて……、もうスイカ割りはできません!!

そんな気分です。