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新米社長福太郎便り

社長日記はじまります

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みなさん、こんにちは! 服部福太郎です。

ぼくは2015年1月より株式会社エムエム・ブックスの代表取締役社長になりました。前社長は小社が発刊するマーマーマガジンの編集長でもある服部みれいです。みれいさん(このコーナーでは、この呼び名で統一させてください)は、すでに10冊以上の本をさまざまな出版社さんから出していて、作家や詩人としても活躍しています。つまりみれいさんは社長として会社を切り盛りしながら、編集長もやって、作家や詩人……といくつもの役割を担ってきました。ぼくはそんなみれいさんに憧れて約2年前にアルバイトとし小社に入社、その半年後にみれいさんと結婚しました。

入社したときから「みれいさんの力になりたい」と本気で思っていたら、2年後に社長になっていた。かなり大雑把にいうと、そういうことになると思います。「結婚したんだから、夫が社長になるのは当たり前じゃない」と思われる方もいるかもしれませんが、「福太郎さんが社長にふさわしくないことをすれば、また、ふさわしくない人物と私が判断すれば、(今後の計画や今までやってきたことも)すべて台なしです」と、妻に言われたことは何度も……、台なしになりそうなことが起こりそうになって、心底うちのめされ家に帰っても、そこに待っているのは妻……。今思い返せば妻もつらかったと思いますが、ほんとうに濃い社長修行の2年間でした。

2015年3月19日に会社を丸ごと岐阜県美濃市に移転しました。移転するまでにいろいろな形を模索していく流れで、ある地元のご長老に相談したところ、移転の第一条件はぼくが社長であることでした。ほんとうにいろいろな要素が重なって、ベストなタイミングでバトンタッチができたと自負しています。そしてこのタイミングでなければ、ぼくは一生この会社の社長にはなれなかったとも思います。このあたりの社長を引き継ぐまでの珍道中や、現在進行形のドタバタ劇をこのコーナーではお伝えしていけたらと思います。どうぞお楽しみに!

※写真は1月30日におこなわれた社長就任式のときのものです。写真家の浅田政志さんに撮影していただきました!