murmurbooks

新米社長福太郎便り

ほーむしっく
不定期更新

 

 

一週間、一人っきりの出張。

行く先々で、たくさんの方々に身に余るご厚意をいただき

家族と同じぐらい腹を割ってお話しもさせていただきました。

ほんとうにかけがえのない時間でした。

 

出張6日目、福岡、雨降る中、

お取り扱い店さんに向かう細い路地にて

わが家のあたりという名の飼い猫によく似た

まん丸太ったキジトラのねこちゃんが目の前を

ずぶ濡れで横切りました(このねこちゃんはしっぽまでまん丸でした)。

 

横切るしぐさが「あっすんまへん!」みたいな感じで

とっとことーってな感じで、おどけていて、

そんなところまでわが家のあたりにそっくりで・・・

 

その瞬間・・・

突如、強烈なホームシックになりました!

 

「もぉぉおおう、お家にかえりたいよおおぉおおおぉおう!」と

幼稚園児のようにしかめっ面で地団駄ふんで叫びたくなりました。

 

37歳の男が・・・(やばいですね・・・)

 

それにしても不思議です。

 

まだ移り住んで2年半・・・。

結婚して4年半、この会社に勤めて5年(もう5年か! いや・・・まだ5年か!)

あたりと出合って3年とちょっと・・・。

 

 

ホームシックのホームには

家というだけでなく故郷とか

もっと広い範囲での意味も入ってくると思うのですが

 

 

ぼくにとって美濃がホームになっているんです。

ずっと美濃に住んでいる方からすれば

「なにを言っているんだ! 少なくともあと50年住んでから言え!」と

言われてしまうでしょうけれど・・・。

 

そしてできれば、ぼくはホームに居たいと思いました。

ホームで過ごしたい。

 

 

縁もゆかりもない、ぼくの大好きな海もない

この土地がホームになるなんて

 

うーーーん

不思議です。

 

(福太郎)