服部みれい | わたしの手帖インタビュー連載#2
速報です! 『わたしの手帖』の完成品が、エムエム・ブックスに届きました!!
実際に手にとってみると、えんじ、紺どちらも本当にかわいい!(親バカ)
10月27日頃から書店などにも並びはじめる予定です。
見かけたら、ぜひチェックしてみてください。
すでに「マーマーなブックス アンド ソックス」でご注文いただいた方々は、
お手元に届くまで、もう少しお待ちくださいね。
今週も、先週に引き続き、『わたしの手帖』(わた手)の著者インタビューをお送りします。
(み=服部みれい、N=編集担当)
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◎『ポケットマーマー』シリーズを創刊しました!
N さて、2017年版の『わたしの手帖』の目玉が、
『ポケマ―』こと、『ポケットマーマー』シリーズですね。
『わた手』のソデには、もともと黄色い付録の小冊子が挟まっているんですが、
同じようにこのソデの部分に挟み込めるくらいの小さな本や、メモ帖をつくってみました。
み 黄色い付録とさしかえてもいいし、前のほうのポケットに入れてもいいですよね。
N はい。好みや使い勝手に合わせて組み合わせを選んでいただければ。
『わた手』のご愛用者のご意見をうかがうと、もっと読み物がほしい、
という方もいれば、もっとメモできるスペースがほしいという方もいらっしゃって。
手帖はやっぱり人によって使い方が違うので、自分らしくカスタマイズできる方法がないかな?
と思ったのが、このシリーズをつくったきっかけですね。
み 『ポケマー』もまた、注文をたくさんいただいていて。
書店さんなどにも並ぶと思うんですが、部数限定なので、
気になっていらっしゃる方は早めにお求めになるとよいかもしれません。
N 今回、『ポケマ―』第一弾、第二弾として出すのは
『スモール・ストロベリー・ジュース・フォーエバー』と『わたしのメモ帖』です。
み 『スモール・ストロベリー・ジュース・フォーエバー』は、
もともとわたしが以前に書いた『ストロベリー・ジュース・フォーエバー』
という本が下敷きになっているんです。
N 『ストロベリー・ジュース・フォーエバー』の中から言葉と挿絵を抜粋して、
新規の書き下ろしも加えて再編集しました。
み この本は、ちょっと若い方向けに書いたカジュアルな文体の本なんですが、
若い方にかぎらず幅広い年齢の方に隠れた人気があったんですよね。
長い間、品切れ状態だったので、また、あらたにみなさんにお届けできるのがうれしいです。
何よりこのミニブックという形がかわいい!
N そうなんですよね。持っているだけでうれしくなるようなかわいさで。
手帖にすっと差し込んで、気が向いたときに読んでいただければと思います。
み 今回、アットランダムに編集しているので、前から順番に読んでもいいですし、
てきとうなページをめくって、その日のメッセージとして感じてもらってもいいかな、と思っています。
N カードリーディング的な使い方ですね。
み はい。で、もう一冊は『わたしのメモ帖』ですが、
これは文房具として使っていただけたら、と思ってつくったもので。
N そうですね。こちらは『わた手』だけだと書き足りない、という方向けに企画しました。
わたし自身、外出先でメモできるようなものを手帖に挟み込めるといいなと思って、
市販の文房具を探したんですが、なかなかサイズに合うものがなくて。
ならつくってしまおう、という発想です。
みれいさんのポイントは、やっぱり切り取り線入り、ということですか?
み そう! わたし、よく人から
「(そのとき話に登場した)お店の情報を教えてください」とか
「どんな本を読むといいですか」などと質問されて、
手近にある紙に書いて渡すことが多いんですね。
そういうときに、ミシン目が入っていて、
切り取れるメモ帖を持ち歩いていればよかったなあと思うことが多くて。
もちろん自分が何かを書き留めるためだけに使ってもいいんですが、
人に渡すこともできる、というのが実現したかったことですね。
N ところどころに、みれいさんの伴走メッセージが入っているのも、
ふつうの文房具とは違う点ですね。
全ページじゃなくてところどころに入っているので、時々メッセージから元気をもらったり、
気持ちが盛り上がったり、新鮮な驚きがあっておもしろいと思います。
み ユニークな言葉のあるページを選んで、誰かに渡してもいいかも。
N そういうアイデアが製作途中でどんどん生まれて、最初はふつうのメモ帖だったのが、
いろいろな使い方ができるものに進化していく様子がおもしろかったです。
読者の方がどんなふうに使ってくださるかがたのしみ!
み この『わたしのメモ帖』にしても『スモール・ストロベリー』にしても、
人にさしあげてもよいですよね。
N そうですね。手帖に挟んで使っていただくものとしてつくっていますが、
これ単独でたのしむこともできますよね。
お値段もサンキューの意味を込めて、390円というかわいい価格にしていますので、
気軽にいろいろな用途に使っていただければ。
み この『ポケマ―』は、これからも第三弾、第四弾とつくっていきたいんですよね。
今度『マーマーマガジン』が詩とインタビューの本にリニューアルするんですけど、
『ポケマ―』で詩集を出したりしてもおもしろいな、と思って。
N まさにポケット詩集!
み ポケ詩!
N (笑)。今回、文房具と読み物という2つの方向で出すんですけど、
どちらもいろいろなバリエーションが考えられますよね。
わたし、アファメーションを書くのが好きなので、ただひたすら、
大きい願望も小さい願望も書いて、1冊終わったら、
まだ実現していないことを次のメモ帖に引き継いで……っていう、
「ずっとアファメーションが書ける帖」がほしいです。
み ああ! そういうのもいいですね。
Nさん、読み物だったら、どんなものが読みたいですか?
このコンパクトなサイズにワンテーマ、という形でできることはいろいろありそうですよね。
N 冷えとり読本とかどうでしょう?
外出先でちょっと読み返したり、知恵を確認したりできるような本があると、みんなうれしいのでは。
み ああ! いいかも。
季節ごとの毒出しとか、靴下の破れる場所がからだのどこに対応しているかが書いてあったり
こころの冷えと内臓の関係が説明してあったり。
体験談があってもいいかもしれません。
N あー、そういうのは冷えとり初心者さんも、すでにはじめた人も知りたいことですよね。
あとは、食べ物をテーマにした一冊とか?
み デザイナーの中島基文さんが、レシピを載せたらどうかと言っていましたよ。
N レシピいいですね!
わたし、いつも食材を買い出しに行くときに、
レシピ本の材料の部分を写メで撮ったりしているんですけど、手帖で持ち歩けたら便利〜。
み ……ってなんだか企画会議みたいになってしまいましたが(笑)、使いはじめたら、こんなものがいい、という意見も出てきそうだし、ぜひ読者の方にも、どんなものが読みたいか、アイデアを送っていただきたいですよね。
N はい。
この『ポケマ―』シリーズも、『わた手』と同様、読者の方のご意見をお聞きしつつ、
育てていければと思っております。
み Nさんは『ポケマ―』でジャニーズの誕生日事典を出したいんじゃないの?
N それは……個人的につくって、コピーして手売りします(笑)
『服部みれい | わたしの手帖インタビュー連載#3』に続きます☆
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2017年版の『わたしの手帖』(2016年12月はじまり)や
関連商品の『ポケットマーマー』シリーズは、
「マーマーなブックス アンド ソックス」で販売中しております。
10月27日頃より全国の書店や雑貨店など
「マーマーマガジン」取扱店でも順次発売予定です。
(地域やお店により店頭に並ぶ日は多少前後します)