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今日の編集部

この夏、読みかけの本たち 2016

 

みなさん、こんにちは!

 

おかわりありませんか?

 

13の月の暦では、とうとう新年ですね(7/26から)

ご気分はいかがでしょうか???

 

先日空をみあげたら、

ななななんと、もう秋でした! わちゃー!

 

先日、石田紀佳さんに習った詩経ですが、

七十二侯、が、ネ!

この、おもしろかったこと!

 

今はちょうど、

◎つちうるおしてむしあつし

 

でしょうか。

のりかさんのワークショップでは、

自分なりの七十二侯を考えるのもおもしろかったです。

 

わたし

「桑の葉、ぱりぱりに」

福太郎

「蛙居座りて 殿と成る」←うまい

(編集部の庭に、トノサマガエルがいるのです! 立派な!)

1年とおして、自分の季節の実感を

72個書いていったら、

毎年またおもしろい気づきがありそうですよね。

 

 

さて、今日は最近読んでいる本

(しかもすべて読みかけの本特集)をご紹介します!

 

まずひとつめは

ざん!

 

 

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映画『永遠のヨギー』も公開中の

パラマハンサ・ヨガナンダの

かの有名な著書、

『あるヨギの自叙伝』(パラマハンサ・ヨガナンダ=著 森北出版=刊)です。

 

もうずっと、わたしの本棚の「特別な本棚」

(この本の隣は、『ヒマラヤ聖者の生活探求』とかネ)に

何年、鎮座ましましていたことか……。

 

 

「自我意識(個別的存在感または利己心をもった自己意識)を生ずる

原理すなわち『アハンカーラ』

(サンスクリット語源は

“わたしがする”の意)は、二元性の根本原因であり、

人間と造物主との分離感を生ぜしめる錯覚である。

アハンカーラのために人は『マーヤ』(宇宙的幻術)の支配下に置かれる。

マーヤの作用によって、主観が客観的に見えたり、

被造物が自らを造物主であるかのごとく考えたりするのである」

 

(上記、同書より)

 

 

とかね!!!

 

 

スティーブ・ジョブズの愛読書、

あと、サラダの本でおなじみ

ささたくやくんも大ファンときいたことがあります!

 

いやー、おもしろいです。

毎日1章読んでいるんですが、

今、いろいろな聖者が登場しているところ。

 

トラをやっつける聖者(この人は懲りて、ヒマラヤにこもった)、

空中に浮く聖者、

そういう人たちに会って行って、(今このあたり)

これからいよいよ、

ヨガナンダの師にであっていくのだと思いますが!

 

 

は、果てしないです……

 

はやく、ギリバラ(不食のヨギーニ)のところ読みたいなあ!!

 

明日からしばらく出張なのですが

この1冊をもっていこうかなと思っていますYO☆

 

 

次!

 

 

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『隠れアスペルガーという才能』(吉濱ツトム=著 KKベストセラーズ)、

『日本会議 戦前回帰への情念』(山崎雅弘=著 集英社新書)

 

『隠れアスペルガーという才能』は読了いたしました。

 

これまで、アダルトチルドレンもですが、

ボーダーラインとか、ADHDとか、いろいろ、

少しずつ読んできたのですが、

なんというか、いわゆる「発達障害」といわれるものって、

一般的な「障害」もそうなんですが、

わたしたち、みんな、自分たちにもっているものなんですよね。

 

いつだったか、障害者施設で働いていた友人がいっていました。

障害者と呼ばれる人たちはわたしたちの特性の

ある部分をデフォルメした存在だ、と。

 

すごい納得がいくんです。

 

 

また、一般の社会で、短所と呼ばれるところは長所の裏返しだし、

長所の裏側には短所がかならずあるとも感じています。

 

で、この本です。

ご自身が、真性のアスペルガーで、

数々の体験を経ながら、アスペルガーを克服し、

現在は、発達障害のカウンセラーをしているという方が

おかきになっています。

 

いろいろ細かいところでは、

同意しかねるところもありましたが、

(でも、すべてこのかたの経験からおっしゃっていることだから、

その点では、とても素直に話されていて、すてきだなと思いました)

すごい唸ってしまうこと、たくさんでした。

 

◎大人になってからアスペにつまずく人々

◎日本人にはアスペが多い

◎君の生きづらさの正体を知ろう

◎君が情緒不安定な理由

◎君が人づきあいを避ける理由

◎君が物事を続けられない理由

◎君が働きたがらない理由

◎君が「天然」といわれる理由

◎君の親子関係がうまくいかない理由

◎君の夫婦関係がうまくいかない理由

 

などなどとあって、

克服の方法がわかりやすくかいてありました。

 

ちなみに、隠れ、というのは真性のアスペルガーともちがうため

一般人と同じような顔つきをして、その中に入り込みやすいのだとか。

(ちなみに真性のアスペルガーの人には、天才と呼ばれる人も多く、

スピルバーグとか、アインシュタインとか、ビル・ゲイツとか、

アスペルガーだったと言われていますよね。

織田信長もそうだったかもと

聞いたことがあります)

 

 

ふうむう。

 

 

わたしがとてもおもしろかったのは、

日本人の脳のセロトニンについてふれていたところです。

 

アスペルガーとセロトニンの関係、

あと、ADHDとセロトニンの関係性。

 

セロトニンシステムには、S型とL型があるそうなのですが、

S型は、機能が弱く、セロトニンの産出や受け取りの機能が弱いため、

神経症的で抑うつ状態に陥りやすく、

自虐的になったり、劣等感をもったりしやすい傾向にあるのだとか。

これらは、アスペルガーの典型的な症状で、

S型は、アスペルガーの症状のもたらす要因と考えられると

本書では書いてあります。

 

一方、L型は、セロトニンの産出と受け取りの働きが強いのだそう。

ポジティブで自己肯定感が強くなりやすいのだそうです。

これは、ADHDの多動型に多いのだとか。

 

(両方もっている人は、アスペルガーの積極奇異型、と呼ばれるそうです)

 

で、ここからです。

 

日本人にはS型が多くて、約80%がそうなのだとか。

一方、アメリカ人は、L型が70%を占めるのだそう。

 

そういうわけで、

アメリカ人には、自信満々で自己肯定感が強い人が多い、というのです。

 

 

ふうむう。

 

 

実は、わたしはずっとずっと、

どうして、現代人は、(特に若者は)

こんなにも自己肯定感が低い人が多いのだろうと

思って来たんです。

 

マーマーマガジンの読者さんにお会いしてもそう。

 

お話会や、ワークショップや、

いろいろな場面でお会いしたり、

あとお便りをいただいたりするのですけれど、

 

きれいだし、かわいいし、おしゃれだし、頭もいいし、

感度もたかくて、創造性があって(クリエイティブ職の人も多し)

すごくいいお仕事なさっていたり、

あと、目が飛び出るほど高学歴の人も多いんです、、、でも、

底抜けに自信がなかったりする。

自己卑下がすごかったりするんです。

(もちろんそうじゃない方もたくさんいらっしゃいます)

 

ずっと、なぜ!?!? って思ってました。

 

あとね、話していてちょっと感じるのは、

(すべての方に、というわけではなく、傾向です、あくまで)

 

◎とてもまじめで、なにごともていねい

◎でも、すごい大たん(あまり先を読んだりしない)

◎てきとうに、ということがあまりない/塩梅があまりわからない

(めちゃめちゃてきとうな人もいますが/あはは)

◎ことばをことばどおりとらえてしまう(裏がよめない)

◎ゼロか100か、という思考をしてしまう(グレーゾーンがない)

◎嘘がつけないし、嘘がみぬけない

ときに

◎空気が読めない

◎おっちょこちょい

◎恋愛におくて(ないしは、まったく経験がないケースも多い)

◎傷つきやすい

◎からだもあまりつよくない

◎極度に緊張することがある

 

 

などなど……。

 

 

 

 

とにもかくにもアスペルガーかどうかとかADHDかどうか、

とかが大切なのではなくて、(レッテルはったり、差別意識もつのではなくて)

すごく、こういうことが、逆の長所をもっている、

才能にすることができる、それが隠れていて、

それを見つけ、のばしていくのに、なにより

自分自身を知る手段として、すごく有効だと感じるということです。

 

 

 

(なお、わたしは、どちらかというと

ADHD的な傾向がつよいと思います。

こどもの頃の通知表には、いつも落ち着きがない、といわれていたし、

あまりに授業中に先生にむかって大声で話しかけるので、

ガムテープはられて授業を受けたことも1度や2度じゃないです)

 

あとね、この本がよかったのは、

隠れアスペルガーの人に、(本当に、日本には多いそうです)

ローカーボをすすめているところ。

 

脳の構造上、どうしても糖質過多になってしまうそうで、

特に、小麦粉はほんとうに合わないそうなのです。

 

肉体的、物理的なアプローチが

たくさん書いてあるのも、すごくいいなと思いました。

 

そして、

この「才能」を見出していかし伸ばすことができたら

最高ですよね。

 

(わたし自身、相当頭がおかしくてですね、、、、これは本当のことです、、

たとえば、「愛05」で「異常反応」がすごく高かったんです。

なんでも一般の生活ができないレベルだとか。

ふつうのサラリーマンとか、主婦だとかが

まったくつとまらないレベルなのだそうです。

でも、ちょっと特殊な仕事の場を得て

→会社をはじめるとか、著者になるとか、、、、

生きながらえておりまして、、、、

まあ、自然にそういう流れになるとも言えますが、

「ヘンタイ」な部分を受けいれて、

得意なことを伸ばしていくっていうのは、幸福への近道なのかなと思います

とにかく無理しないことですね!!)

 

 

 

 

なんというか、

あたらしい時代への予兆も感じます。

淡く天才の人が増えているとも言えるわけですものね、、、、

 

 

誰もがこういう傾向(ないしは薄めた傾向)があると思いますし、

日本全体でこういう傾向の人の数が多いのだとしたら

たくさんの人が知っていてしかるべき

誰が読んでも、なにかしらのヒントのある本だと感じました。

 

 

 

 

で、右の本です。

たまたま右側に置いたにすぎないのですが……

少し前から日本会議についてたくさん本がではじめましたよね。

 

まだ読んでいる途中なのですが、

はあ〜!!!! とため息ばかりついています。

 

現在の政権になるまでに

本当に本当に長い歴史があって、

この前の戦争、さらにその前の戦争と……

 

わたし、戦争って終ってたと思っていたんです。

いや、「戦後」からはるかとおくにいたと思ってた。

でも、最近もしかしてこれって「戦中」ってこと?って

長い歴史でみたらそういうことなのかと

つい思うようになってしまったんです。

世の中の雰囲気をみて。

この本を読んで、だんだんと合点がいってきました。

 

この本で、日本会議の論客は、

先の戦争で「日本が負けた」という事実を、

いまだ本質的には受け入れていないことになります、とあって、

はああ、なるほどーーと唸ってしまったのですが、

わたし、いつも思うんです、

こういう、世の中でいわれている、右とか左とか、

こう、考え方の方向性って、

脳の構造によるものなんじゃないかって。

どなたか研究しておられる方いらっしゃるんでしょうか。

(知っていたら教えてください)

 

けっこう、シンプルなことで……

いつも、そのことを思うんですよね。

 

政治に関しては、まだまだ勉強中だから

なんともいえないのですけれど、

でも、それにしても

本当に、世の中がなんか意地悪になってきてると思うんです。

(今日、銀行で読んだクレアでも、

渋谷直角さんが、みんな「正しい」を押し付け過ぎだ、と

からあげについて書いてましたが……とりから、、、超納得しちゃったよ!)

 

人ってこんなにこころが狭かったっけ?

こんなに相手のこと認めない人種だったっけ?

こんなに責めまくっていたっけ?

こんなに好ききらいがあったっけ?

こんなに、こんなに、こんなに意地悪だったっけ?!(再び)

 

ってびっくりすることがたくさんです。

 

なんですかね。

 

でも、わたしのまわりは、めちゃめちゃ平和なんです。

わたしの知っている人たちも、平和に暮らしています。

いろいろあるけど、わたしは元気です、って感じ。

クレームいうお客さま、読者の方々も本当に少ないんです。

本当にお客さま、読者のみなさまに恵まれているのですけれど……

 

この世の中の意地悪っぷりについても

本当によく考えています。

 

で、なんです!

 

隠れアスペルガーの本に戻りますが、

日本人のセロトニンの問題が、ね、

いろいろ関係もしているのかな、とか。(あくまで邪推ですけれど)

 

たとえば、「自虐史観」、というふうに

つい捉えてしまうのも……、

(なんだか、ネガティブにみえますけれど、

セロトニンのことを思うとわかるきがします。

ドイツなどは、さっさと非を認めて、

方向転換をしていますよね)

 

なんか、「自分は、正しい!!!」「自分の国は、正しい!!!!」

って猛烈に思いたい、

その欲求について思うのです。

陶酔感も含むような……。

で、すごい、恐怖心も強くなってしまって、

自己防衛しなくちゃ!!!みたいな感じになる。

「いい/悪い」を超えて、

なにか脳の構造なのかな、と。

 

 

なんだか、この本を読んでいて、

そういう欲求が、はるか昔からあり、

それが脈々と続いているんだな、ということを

感じています。

 

みんながみんな

自分自身をあたたかく

抱きしめられるといいのかな。

 

目先の小手先のものではなく、

安直なポジティブシンキングではなく、

間の抜けたスピリチュアルでもなく、

愛の時代がくる、

そういう時代がくる必要のある、

そういうときを迎えているのでしょうか。

 

いずれにしても、

AかBかではなくて、

まったく別の解、みたいなものが

ぽんと、うみだされたらすてきだなということを

よく思います。

 

第三の解答のところに飛ばないと……

 

ほんとうの解放ってないですよね。

 

その場所があることを信じて……!

 

 

 

 

さて!

 

愛といえば!

 

このかた!

 

花森安治さんのムックです。

 

 

 

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いわずとしれた

「暮しの手帖」初代編集長さん。

 

「暮しのヒント集④」で取材をしてくださった

同編集部の平田純子さんが

おくってくださいました!(ありがとうございました!)

 

先日、ドキュメンタリー番組も見ました。

 

いやあああ、

花森さんの読者のみなさんへの愛、

雑誌づくりへの愛、愛、愛、愛!!

 

デザインも、コピーも、なんでも巧くて……。

 

今、マーマーマガジンをリニューアル中ですが

またもや花森安治ヘアに戻ろうかと

思っているほどです。

 

うちのスタッフは、

編集部に揃っている

1号〜100号の暮しの手帖を読みまくっています。

 

 

表紙には、

「ぼくはペンの力で、

『あたりまえの暮らし』を守る」

とあります。

 

わたしは、ペンのちからで

あたりまえの暮らしを守ることに一助、できるでしょうか。

 

激しく、自問自答する日々をおくっています。

 

 

 

 

最後はこの本!

 

 

 

ざん!

 

 

 

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『秋山佳胤のいいかげん人生術』(秋山佳胤=著 エムエム・ブックス=刊)

 

 

いよいよ、もうすぐ発売です!

(予約受付は、8月1日(月)から、こちらで開始されるそう)

 

不食の弁護士(プラーナ飽食のホメオパス&珈琲焙煎士でもありますが)

秋山先生のエッセイ本です。

 

我が編集部の新人、川口ミリの

はじめての担当本。

 

くわしくはミリちゃんからの紹介を

読んでいただきたいのですが、

も、の、す、ごーーーーーーーく、

自由でおもしろい本です。

目からウロコとはこのこと!!!!

 

 

スマホゲームをどう考えたらいいか。

予防接種のことは? 憲法改正については?

学校はいかなくてはいけないの?

不倫は? 添加物は? などなど

 

盛りだくさんの考え方。

 

秋山先生は、

自分のいうことを決して信じないで、

自分の目で確かめてくださいね、といつもおっしゃいます。

とてもとても信頼できる方……。

 

もちろん、不食のお話もでてきますよ〜!!!

 

この表紙のホログラム、すてきでしょう!

 

秋山先生のきらきらの存在そのものを

ADの中島基文さんが、表現してくださいました。

(題字も中島さん)

 

そうそう、中島さんも、

デザインするときに読んで、すごく影響をうけたそう。

(あまりこういうこという方じゃないのですが)

 

読んでいる間、胃炎になって、

1週間だか、何も食べられなかったんですって。

でもこの本読んでいたから、

平気だったし、食べないことが気持ちよかったって。

 

確かそんなことおっしゃってました。

 

はっ、今きづいたけれど、

これもめんげん?

なんか、秋山先生の講演会のとき

わたしも含めて、うちのスタッフみんな、

浄化があるんですよね。

(会場にいらしていたかたも、携帯壊れた、とかいろいろききました)

 

はて、ひょっとすると中島さんも、、、!?!?

 

みなさんにとっても

気持ちが楽になったり、自由になったり、解放される

きっかけの一冊になったらうれしいです!!

 

すごくすごく、いい本。

 

ということで長くなってしまいました。

 

7月もいよいよおしまいですね。

8月からはブログの形式が少しまたかわります。

8月からは、

川口、やまだ、あたらしくまきまきまっきーこと、

渡邉という者が、月、水、金と担当させていただきます。

 

わたしは、「みれい☆ニュース」で金曜日に

こういったブログをアップします。

 

わたしの文章、長過ぎて、

「今日の編集部」から追い出されました……(きゃーっ! じたばた)

 

ということで、

8月からもどうぞよろしくおねがいいたします。

 

よい夏をおすごしくださいませね。

 

 

 

 

追伸なり

 

この原稿書いてるの、実は、

29日より数日前なのですが

今この情報入ってきました!

 

 

 

坂本慎太郎|できれば愛を

 

良さそう!

 

そして、この場所って、ひょっとして???

 

では、本当にまた!

 

服部みれい、ど、えした!

 

チャオ伝!