あたらしい夏に

「人はいっさいの行為を放棄して

因果の法則から解放されようとしても不可能である。

また、単に世俗生活を放棄して

解脱に至ろうとしても不可能である。

人は、おのれを構成する本質から発する衝動によって

行為を余儀なくされるため

瞬時たりとも無行為でいることはできない。

肉体的動作を制御しても、

なお感覚の対象に心を迷わせる者は、偽善者と同じである。

しかし、心によって感覚を制御し、

いっさいの執着を離れて戒行の道を歩む者は、

はるかにすぐれている。

汝、与えられた義務を果たせ。

行為は無行為にまさる。

人はいっさいの行為を放棄しようとすれば、

おのれの肉体を維持することもできない」

（バガヴァッド・ギーター3章４−８節）

『あるヨギの自叙伝』

（ハラマハンサ・ヨガナンダ＝著　森北出版＝刊）より抜粋

みなさん、おはようございます！

「13の月の暦」では、

ほんとうに、もうすぐ、１年が終わります。

もうすぐ新年。

そのせいかどうかはわかりませんが、

なんだか年末（師走）っぽいことが起こったり、

また、あたらしい気分になるんだな、と

その準備がはじまっている感じがあったりと、

時の流れを全身で感じています。

熊本のご様子、福太郎より、たくさん報告受けています。

ご来場くださったみなさま、長崎次郎書店、長崎書店のみなさま、

本当に本当に、ありがとうございました！

また、東京での茶話会についても……

山田ブログでも掲載されていますが！

すごい話のオンパレードで、目をまん丸くして話を

聞かせていただいています。

ご来場くださったみなさま、ひるねこBOOKSのみなさま

本当に、ありがとうございました！！

＊＊＊

さて、このたびは、８月13日（土）の演劇公演中止に伴い、

たくさんの方々、

予約をしてくださっていたお客さま、

劇団のみなさま、関係者のみなさまに、

お迷惑とご心労をおかけしたことを、わたしからも

この場を借りて、こころから、お詫び申しあげます。

本当に、本当に、申しわけありませんでした。

ひとえに、わたしどもの準備不足が原因で、

（場所や公演日の設定などについて）

苦渋の決断ではありましたが、

公演を行うほうが、大勢のみなさまにご迷惑がかかると判断し、

このような決断をさせていただいた次第です。

担当者、うちのスタッフ全員、

そしてわたしと、猛省しております。

今後、このようなことがないように、

スタッフ一同、気持ちをあらためて、

仕事にはげんでいく所存です。わたしどもも

しっかり監督してまいります。

今後のお仕事で、みなさまにお詫びと

ご恩返しができるようにと思っております。

＊＊＊＊＊

今週は、『魔女入門』でおなじみ、

石田紀佳さんが美濃にいらしていまして、

桑の手仕事をしたり、

東洋でいちばん古いといわれる詩の本

「詩経」の勉強会を行っていただいたりしました。

（東京では朝日カルチャーセンターで

行われましたよね！　そのプチ版を体験させていただいたんです）

詩経の流れで、

旧暦の勉強も少しだけさせていただいたのですが、

う〜ん、時の感覚っておもしろいですね。

もっといったら、

字が読めない人々の世界では

もちろん、カレンダーも読めないということで、

そうなると、星の様子とか、山の様子とか、

そういうので、季節や日にちを感じていた……。

はあ！

とてもとても

興味深かったです。

「ことば」がない世界。

それはそれで、

なんというか、「ぼーーーーーー」とした世界というか、

自分たちが当然に思っている感覚以外の感覚が

鋭くなりそうですよね。

ことばをもってしまった（識字の民）以上

ことばのない世界を

本当に体験することは、もう不可能かもしれませんけれど、

でも、母語でない世界を旅したりすることは

少しは似ているのかな。

でも、またちょっと違うような……。

そういう意味では

「口語」の世界にも

とても興味をもっています。

詩も「朗読」に興味があったり。

「音」として

その場で生まれては消えていくものの

ある種の絶対的価値みたいなものに

なにかもっと信頼を置きたい、

そんな気分なんです。

なんでも、スマホで、

しゃーしゃー（スクロールする音）としたり、

なんでも、

ウィキで調べたりググったり……。

これら、紀佳さんと、ずっと話していた話題でもありましたけれど、

ね、なんでも、すぐに、情報をゲットして、

（ことばの話とはずれてしまいますが）

「わかったふり」になってしまうケースが

思っているよりも多いのかもなと感じています。

まあ、これも、ひとつの時代の流れなのかもしれませんし、

ウェブの世界を否定するものではまったくありませんが

（たくさんの恩恵を受けています！）

ただ、そのぶん、

リアルの、音としての「ことば」の体験、

音楽でいうならば、「ライブ」の体験というのが、

よりまた、あたらしい価値をもって、

からだにしみ込むのかなあとか。

どうなんでしょうね。

そうそう、今、マーマーマガジンのリニューアル号つくってまして

（すごく変わる予定です！）

とうとう、「リニューアルの辞」を考えるタイミングにきました。

なんか、今回の気分は「辞」なんですよね。

で、あらためて「辞」について調べていたら、

辞って、辞めるって意味もあるんですが、

「ことば」という意味でもあるんです。

で、

辞の旧字体って、

「からまった糸を手でほぐす」という意味があるのだとか！

「へえ！！！！！！！」ってなった。

からだ全体がびっくりマークになっちゃったヨ！

ことばっていうのは、

こう、からまった糸を手でほぐす、というような

もともとは存在なんだと思ったとき、自分自身が

ことばでなにかしようと思っていることと

本当に合致したいんです。

結び目をほどいていく作業というか。

からまったものをほぐして、

そうしてつまびらかにしていく。

これが、「ことば」のもっている役割かなと。

逆にいえば、そうではない「ことば」には、わたしはあまり

興味がないのです。

詩とインタビューの本に、

マーマーマガジンはリニューアルするのですが、

特に詩については勉強する時間がまったく足りないまま、

もう、スタートを切るというかたちになりそうで、

編集しながら、詩についてみなさまといっしょに、

理解を深めていくことになりそうですが、

詩やことばについて、

もっともっと、たのしんでいけたらな、

たのしむっていうか、感じるっていうか、

味わっていけたらなって思っています。

発売は、秋にはなんとか、という感じです。

（たくさんお問い合わせがありまして、

なかなか、はっきりと申し上げられなかったのですが、

もう少しはっきりしてきたら、発表いたしますね！）

「詩経」を読む体験もすばらしかったです。

何千年も前の人と、あんまり変わらないんだなあとか。

季節を読む＝詩になっていた、という事実も、

詩を考える上でとても勉強になったしだいです。

真実は、どんなことでも、シンプルで、うつくしいのですね。

紀佳さん、ありがとうございました！！

＊＊＊

さて！

わたしのまわりでも熱いファンの多い（みんな履いとる……）

「てのひらワークスさんの受注会」、残席２席となりました！

（そうそう、紀佳さんも、サンダルをすてきに

はいていらっしゃいました！　めちゃめちゃ似合ってた！）

今回、てのひらワークスさんの小林智行さんの大ファンとなり

意気投合した福太郎が

「冷えとりしている人にもあうサンダルを！」とおねがいしたところ、

念願かなって、実施されることとなりました。

ひとりひとり、ご自身の足にしっかりあった靴をはく——−。

足も、こころからよろこびそうです。

もちろん、わたしもつくっていただく予定です。

お値段がそれなり……ですが、

でも、ご自分の足にしっかり合うもの、

また材料、小林さんの靴に対する熱意、デザイン性、全部含めると、

お値段以上の体験になると思っています。

（福太郎さんは毎日はいております！）

迷っていらっしゃるかた、美濃の観光とともにぜひご参加ください。

くわしくはこちらへ！

• ＊＊

そして、もうひとつお知らせが。

mmbs夏の大感謝セールを開催させていただきます！

期間は、本日７月22日（金）20:00～７月31日（日）24:00です。

セール対象アイテム：

冷えとりソックス

冷えとりグッズの一部

レギンスなど、インナーの一部

COSMIC WONDERのアイテム

ギフトセット各種

※それぞれのアイテムで、割引率が異なりますが、

最大20％オフと大変お得となっております！

くわしくは、７月22日20時以降に

mmbsウェブショップにてご確認くださいませ。

ということで！

いよいよ夏本番というムードいっぱいですが、

しっかり気を引き締めて、

あたらしい気持ちで、

この夏を迎えたいと思っています。

どうぞどうぞ

健やかに、お過ごしくださいませね！

追伸

なぜ今？　って感じですけれど、

パソコンが壊れたことがきっかけで、

服部みれいのツイッター、復活しました。

わいわいやっとります、

よかったらフォローしてやってくださいませ〜！

服部みれいでした

チャオ