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今日の編集部

東京・冷えとり茶話会で語ったこと

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めんげんを

明けると出合う

新世界

(アニメ「ちびまるこちゃん」の“友蔵こころの俳句”調で)

 

 

みなさま、こんにちは!

 

わたしは先週末、東京に行っていました。

 

土曜日、谷中の「ひるねこBOOKS」さんで

冷えとり茶話会と1日限定リアルショップを開店しました!

 

原宿に編集部があったときに不定期に開店していた

リアルショップのときにお越しくださっていた

多くのお客さまが、「待ってました!」と

お買いものに、お話に、来てくださいました!

 

また、ひるねこBOOKSさんのお客さまや、

佐原張り子(おかげさまで、開店とほぼ同時に売切れ!)を

求めてご来店くださった方、

冷えとり靴下やレギンスをお求めに来てくださった方など、

はじめましての方ともお会いできて、とてもうれしかったです!

みなさま、お足元の悪い中お越しくださり、

本当にありがとうございました!

 

 

会場だった「ひるねこBOOKS」さん、あらためて、

とてもすてきなお店だなあと思いました。

古本とあたらしい本、雑貨も充実、展示会も行っている

マルチな本屋さん!

 

そのアットホームで落ち着く空間は

店主の小張隆さんと、イベントなどのときにお手伝いを

されるというおつれあい美紀さんのほがらかな雰囲気そのもの。

訪れた方々のこころをわしづかみにする本屋さんです。

 

さて、今回は、そんなひるねこBOOKSさんにて

「冷えとり茶話会」を午前と午後の2回

開催させていただいたのですが……

 

マーマーな「冷えとり茶話会」は、

みなさんの冷えとり体験談やお悩みを共有する会。

ざっくばらんに、和気あいあいと、

ときには笑いあり、涙あり、鳥肌ありの会です◎

 

1回目の午前の会は、

原宿のたたみの間で行っていた「冷えとり茶話会」の

メンバーで同窓会をしました。

 

約1年半ぶり。

 

「久しぶり~!」といってみるものの、

久しぶりだけれど、なんだか毎日会っていて

気心が知れているような、そんな安心感があるメンバーです。

 

この1年半の間に転職したり、

趣味を見つけたり、恩師に出合ったり、

自分の人生の道しるべとなるような絵本に出合ったり、

食べるものが変わったり……、

みなさまそれぞれの変化を経て、

いろいろなことに気づき、

少しずつ楽になっていっているということを

共有することができました。

 

みなさまの体験ひとつひとつがおもしろくて、

くわしくご紹介したい気持ちなのですが、

今日は、Kさんのお話を共有させてください。

 

Kさんは、自分がいかにふだんから“罪悪感”を

抱いて生きているかということに気づかされ、

うんうんうなって苦しんだ末、

手放さざるを得なかったできごとが起きたそうです。

 

そのときのKさんのことばをお借りしつつ、

説明させていただきますね。

 

 

ある日、Kさんの飼い猫の妊娠が発覚しました。

 

予想もしていなかった妊娠に、Kさんはおどおどして、

「そんなのは困る。おろそう」と、とっさに思いました。

そのあとも突然のことすぎて、頭でぐるぐる考えすぎて、

どうしたらいいかわからなくなってしまった……。

 

その理由のひとつに、Kさん(独身女性)が

もともと抱いていた「妊娠や出産や結婚に対するおそれ」が

深く関係しているのではないかと思ったそうです。

猫の妊娠=自分の妊娠のごとく、重くのしかかってきたという感じで。

 

結婚がこわい、という感情をあらためて見せつけられ、

まずは、これに気づき、認めることで、手放してみたそうです。

 

さらに、1日考えに考えて、「やっぱり、大切に育てよう」と

気持ちが変わりました。

 

朝に「おろそう」なんて思っていたことをすっかり忘れてしまうくらい、

1日経ったあとの答え「育てよう」のほうが本当の自分の気持ちだった

ということを確信し、いかに「頭で」考えていることと、

本心で感じていることにはギャップがあるのかと思ったそうです。

 

「育てよう」。

そうと決めたらもう、かわいくてしょうがない親猫と、

おなかの中の子猫たち。

Kさんは大切に、猫と一緒に日々を過ごしました。

 

……

 

時がたって、子猫が産まれました。

 

もうかわいくてしょうがなかったけれど、

その子猫たちは、数日でみんな亡くなってしまったそうです……。

 

Kさんは、

「わたしが一度でも、“おろそう”なんて思ったからだ」

「わたしがこの子たちを殺してしまった」

……と、ありとあらゆる理由を探しては、

「本当にわたしが悪い」と

すさまじい罪悪感をいだいてしまったそうです。

 

仕事も1週間休んでしまうほど、

消化しきれない子猫たちへの思いに苦しみました。

定期的にかかっているセラピストの方にも

話を聞いてもらいながら、苦しさに向き合っていました。

 

そして、苦しさが極まったころ、

ある日、「ああ、これは毒出しか」と、こころから思ったそう!

 

(冷えとりを続けていると、身にふりかかるできごとや

それにともなうこころの動きも「毒出し」と

わかってくるように思います)

 

「わたしが悪いわけではないんだ。

わたしの“罪悪感を手放す”という目的と、

子猫ちゃんたちの“ちょっと冒険してみたい”という目的が、

ただたんに、合致しただけで、そこに善悪はないのだ」と、

腑に落ち、真に、起こったできごとを

深く理解した瞬間があったそうです。

 

そう思ったとき、すべてははじめから許されていたんだと感じ、

“罪悪感”が霧が晴れたようになくなっていったと、

Kさんはおっしゃっていました。

 

今回のことのみならず、ふだんの生活でも

“罪悪感”に苦しめられていたと気づいたKさんは、

子猫の死をきっかけにそれを手放すことができて、

今は本当に子猫たちに感謝しているようでした。

 

 

わたしたちから見ても、Kさん、以前よりずっと、

表情がやわらかくなって、リラックスしているようでした!

 

毒出しを経過した先に、

あたらしい世界があるのですね!

 

わたしも、何かハプニングが起きたとき、

そのメッセージを受け、自分の内側と向き合ってみる、

ということの大切さを、あらためて実感しました。

 

Kさん、お集まりいただいたみなさま、

本当にありがとうございました!

 

 

午後の部の茶話会も、すごかったです!

終わったあともずっと話し込んでしまうくらい、

濃密な会でした。

 

この話はまた、来週のブログか、ほかの何かのかたちで

紹介させていただきますね!

 

今回、東京を中心に関東の方々にお集まりいただきました。

ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございます!

 

では、今日はこのへんで☆

 

 

 

(やまだともみ)