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今日の編集部

現代の魔女と過ごした、ヨモギよもやまな週末

 

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麦わら帽子がお似合いのこの女性、

ジブリのヒロインではございませんよ。

 

土曜日と日曜日、美濃で

「魔女入門」のワークショップを開催してくださった、

石田紀佳さんです。

 

博識で、ユーモアがあって、すてきな方と

お聞きしていましたが、

ほんとうにそのとおりの方でした!

みんながメロメロになる理由が、

直接お話しして、よくわかりました。

 

 

2回のワークショップもとても充実していて、

参加された方たち(東京、埼玉から、京都、福井、兵庫の方まで!)

も、たのしんでくださいました。

 

のりかさんのレクチャーのもと、

みんなで美濃の野に出て、

野草をつみ(ときどきかじってみたりしながら)、

それらを使って、手仕事を行いました。

 

 

2日間でレクチャーしてくださった料理は、

野草のサラダと、

ヨモギフィナンシェ

(ヨモギとそば粉とアーモンドプードルをこね、

ボール状にして、蒸したもの)、

そして酵素ジュース。

 

サラダは野性的なおいしさ

(どくだみがいいスパイスとなって効いてました!)で、

ヨモギフィナンシェはヨモギの野性味と

アーモンドプードルの上品さが相まって、

ハマり、もう何個でもイケそうでした。

 

酵素ジュースは、

糖類(甜菜糖orきび砂糖)と野草を同量ずつ

入れたびんを、ふたを開けて

何日か置いておくことでできるそうです。

 

糖類を入れたびんに、野草をポンポン入れていくのですが、

「野草の酵母をいけどりにする」といういいかたを

のりかさんがされていたのが、すごくいいなと思いました。

 

わたしのジュースも、今、発酵中。

ヨモギ、青梅、アップルミント、へびいちご、スギナなどが入っています

(何かこの感じ、魔女っぽいですね!)。

 

 

そして、ヨモギのお灸も、すごかった、、、。

 

3日間ほどざるに乗せて干したヨモギを

指でもみ、細かくして、

お灸のかたちにかためます。

 

魔女入門のときは、

合谷(手の甲の、親指と人差し指の根元の間のツボ)に

まず生のヨモギの葉を乗せて、

その上にお灸のかたちにしたヨモギを乗せて、

お香で火をつけました

(熱くなってきたら、すぐ灰皿へ捨てます)。

じんわり、効く感じ。

DIYで、お灸までできちゃうんだなあ、と感動。

 

 

今回のワークショップではじめて知ったのですが、

ヨモギは、世界各地に生息していて、

魔女の本場ともいうべきヨーロッパでも

もっとも古い薬草なんだそう。

 

ヨモギの魔力についての文章

(すごくすてきなので、

またどこかでご紹介できたらと思っています)

を朗読してくださったときの、

のりかさんの凛としたお姿を見ていたら、

ほんとうに、気高い白の魔女って感じがして、

一瞬、「ここはどこ? いつの時代?」

ってなふうに、ドキドキしてしまいました。

(まさに、のりまさん!)

 

 

「野草を生活にとりいれる」というと、

ちょっとびんぼうくさいようなイメージがあったのですが、

まったくちがいました。

 

のりかさんやみれいさんもいっていたことですが、

まちがいなく、アナーキーで、かっこいい行為です。

だって、世の中にあまり知られていない知識を駆使して、

貨幣を使わずに、生活に最高に役立つものを入手できるのですから。

 

また、野草を大切そうにつんでいるのりかさんの姿を見ていると、

うつくしい行為でもあると思えました。

 

のりかさんのご著書も、超おすすめです。

生活に役立ち、しかもわくわくするような

魔法的ヒントがたくさん載っています。

 

 

「森、道、市場」、のりかさんのワークショップときて、

今、ほんとうにイベント続きのエムエム・ブックスです。

 

今週28日(土)は、

コズミックワンダー主催の前田征紀さんが美濃にいらして

みれいさんとトークを行います。

 

また、28日から6月5日(日)まで、

コズミックワンダーの展示会を行います。

 

トークのご予約、詳細はこちらをご参照くださいませ。

たくさんの方にいらしていただきたいと

自信をもっていえるトーク、展示会です。

 

(川口ミリ)