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今日の編集部

はじめての美濃まつり

 

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美濃に春がきた、とようやく実感しました。

先週末、美濃まつりが行われたからです。

 

美濃まつりの象徴ともいえる、

ピンクの花かざりを何本もしつらえられた花みこし。

はじめて生で見て思ったのですが、

華やかな桃色といい、竹製の枝のしなだれ具合といい

ほんとうに桜の木みたい!

 

何百年と、美濃の人たちは

春の到来を、こうやって祝ってきたのですね。

 

 

早朝から昼過ぎまで、

それぞれの町の男の人たちがわんさかと集まり、

見るからにずっしり重そうな花みこしを担ぎ、

「オイサー! オイサー!」というかけ声を響かせ、

市内を練り歩きます。

 

ときには、別の町のみこし同士が、

まるでけんかするように、がっちり絡み合うことも。

なかなか力強い、喧騒の、

だからこそ盛り上がるお祭りです。

 

 

それぞれの町のはっぴを着た男の人たちの

かっこいいこと!!

弊社社長の福太郎さんも、

はっぴと地下足袋でビシッと決めて

参加していました。

 

そして実は、女の人も、男の人たちに混じり

威勢よく各町のみこしを担いでいます。

 

「め組」という、女性だけのみこしもあります。

彼女たちに向くカメラの多さったら!

アイドルさながらの人気です。

 

髪の毛を鮮やかな色に染めたり、

アップにして逆毛を立てたり、

サイドを、刈り上げたり、

ブレイズ(細い編み込み)にしたり、

そして、ばっちりメイクして、と、

思い思いの装いの、祭り女のみなさん。

かけ声も高らかに響き、

めちゃくちゃイケてました。

 

みこしを担ぐことを、美濃では

「(みこしを)つる」というのですが、

「来年はつりたいねえ、かっこいいもんねえ」と話す

弊社の女性スタッフたちなのでした。

 

 

「踊る阿呆に見る阿呆、

同じ阿呆なら踊らにゃ損損」

とはかの有名な阿波踊りの歌詞。

 

今まで、まつりに参加する町に住んだことがなく、

まさに「見る阿呆」でいるばかりだったわたし。

 

でもけっこう、まつりとかフェスとか、好きなタチなのです。

 

来年の美濃まつりでは、

今までの「見る阿呆」ぶりをはねっ返すように、

その日ばかりは靴下脱いで、

いやそれより、靴下10枚くらい履いて(!?)、

髪の毛かっこよくして、町のはっぴ着て、

めいっぱい、つりたいなあ、と目論んでいます。

 

 

マーマーマガジン編集部に入りたいという一心で

あまり美濃のことを知らぬまま移住したから、

「町の人が明るくてやさしい」

「水と空気がきれい」といった

町のいいところを知るたびに、

すごくうれしく感じていました。

 

このたび、あらたに

「美濃まつりが最高に盛り上がる」

という魅力を知ることができました。

 

まつりロス気味の月曜日です。

 

はー、あらためて、いい町。

 

 

夜は夜で、ひと味ちがう

ちょっとインテリジェントなおたのしみがあるのですが、

それについてはまた別の機会に

(みれいさん、やまださんが書く可能性も!)。

どうぞ、おたのしみに!

 

(ミリ)