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手帖&カレンダーインタビュー3

 

わたしのきんいろ手帖』、

365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー』の発売日から1週間、

おかげさまで売れ行き好調です!!

 

これから買いに行く!という方は、

こちらに販売店のリストをまとめましたのでご参照ください。

 

もしお近くに販売店がない場合は、

マーマーなブックス アンド ソックスをご利用くださいね。

 

わたしのきんいろ手帖』のインタビューもいよいよ佳境。

ここまでお伝えしてきた「わたしを愛する」ということ、実践編です!

 

***

 

◯マイ肯定文にあらわれる「自分」

 

野田 先週のインタビューでもお話したように、2020年版の手帖でもメインとなるのは、①質問に答える②イメージをふくらませる③願望を宣言する、の3ステップのワークです。このワークを通して、自分の本心を知り、自分を愛するということを体験していただくというのが、この手帖の大きな特徴でもありますよね。

 

服部 願望をすでに叶っているかのように宣言することは、英語でアファメーションと言って、エムエム・ブックスでは『わたしのアファメーション帖 BIG』という専用ノートも出しています。それを制作しているときに感じたのが、自分の感情に蓋をしている場合、文章にもその癖があらわれている、ということなんですね。

 

野田 感情に蓋をする、というのはインナーチャイルドに傷がある場合に起こりがちという話を伺ったことがあります。

 

服部 もちろん、そういうケースばかりではないとは思いますが、感情の蓋をどんどん掘っていくと、インナーチャイルドの傷に関連している可能性は大きいかなと思います。この件について気づいたのが、マーマーマガジン編集部やマーマーなブックス アンド ソックスのスタッフたちの文章をチェックしていたときだったんです。インナーチャイルドの傷があるうち(まだ傷があるとも気づいていないうち)は、なんというか、文章が、やや散漫というか、何をいいたいかわからなかったり、なんか、のぺーっとしている印象なんです。「うれしい」「たのしい」「おいしい」、終わり、みたいな。

 

野田 なんとなく、わかります。自分を大事にできていないというのは、自分の感情がよくわかっていないということとつながっているのかも。そうなると、おのずと感情をうまく表現することもできないのかも……。

 

服部 そうなんです。どううれしいのか、どうたのしいのか、どうおいしいのかの微細な様子が伝わってこないんですね。それは文章のウマイ・ヘタとはまったく関係ない話で……。荒削りでも「その人」が現れている文章ってあるんですけれど、その逆というか。感情がないわけじゃないんだけれど、あまり現れていない。ごく一般的な語彙でごまかしているというか……。でも、インナーチャイルドの傷が癒えていくほどに、文章全体が、こう、活き活きしてくるというか、活気がでてくるというか、読みやすい文章になっていくことに気がついたんです。つまりは、自分の感情を見つめて、受け入れることができているということは、(傷を傷として見つめて、共感し、受け入れているということは)、外側の現象にも現れるのかな、と。ただ、とにかく、蓋をしているうちは、蓋をしている癖にさえ気づいていないことが多い気がします。まだ、わたし自身、観察の過程ではありますが……。

 

野田 そういった癖に気づくというだけでも、大きな発見になりますし、それは「自分を愛する」ことへの一歩となりますよね。だから最初から完璧なマイ肯定文を書こうとしなくてもいいのかな、と感じました。

 

服部 はい、気づくことから、本当の理解がはじまるんですよね。もし、抵抗がなければ、ですが、誰かにその文章を見せてみて、その文章からどういう印象を受けるか意見をもらってみる、というのも、おもしろい発見があると思います。決して無理することはないですが。

 

野田 あと、2020年版の新企画として「『好き』ということばでイメージするものは?」などのお題に沿って、自分のことを自由に書き出せるワークも、適宜織り込んでいます。これもまた、自分を知るきっかけにしていただければ。

 

服部 ただ書いているだけでもたのしい、あそび感覚で取り組めるワークなので、気分転換したいときなどに、ぜひ試してみていただきたいですね。とにかく、今の自分のまま書く、というのがいいのかなと思います。自分くらいは自分に格好つけずに……。

 

◯自分にも「いいね!」を

 

野田 あともうひとつ、今年からはじめた試みとして、毎週、ウィークリーカレンダーに「♡」マークを入れたんですよね。

 

服部 はい、これはおなじみ「いいね!」マークです。みなさん、日頃Instagramで「♡」を押すなど、誰かのことを「いいね!」していますよね。それもすばらしい行為ですが、まずは自分に「いいね!」だと思うんです。本質的には、自分に「いいね!」していないと、人にも「いいね!」ってできないんじゃないかな、と。

 

野田 たしかに誰かに「いいね!」ばかりしていると、自分のことはおざなりになっていて、しまいには、なんとなく自分は充実していないなっていう焦りを感じることがありますね……。

 

服部 ねー! だから毎週この「♡」マークをきっかけに「自分を見る」ということを習慣づけて、「今の自分、けっこういいな」とか「ここはちゃんとできているな」とか、細かく点検していくといいと思うんです。ジャッジしたり、責めたりする方向ではなくて。いまの自分をただ見る。だめなのもだめなままに。逆に「これはやりたくないな〜」というように、自分が違和感を覚えたことを見つめるのもいいですね。とにかく本心を知る、感じる、というイメージです。

 

野田 自分と対話するためのきっかけですよね。このハートマークの右に、「いいね!」と感じたことをメモしたりしてもいいかな、と思います。

 

服部 わあ! それもすごくいいアイデアですね! ぜひご自身をキラキラと輝かせるような使い方を見つけていただきたいですね。色で自分をあらわしていくのもたのしそうです。

 

◯付録を「超セルフケア読本」にした理由

 

野田 毎年手帖のソデに入れている付録編を、今回大リニューアルしまして、「超セルフケア読本」というタイトルにしました。

 

服部 そうなんです!

 

野田 そもそも、なんでリニューアルしようと思ったんですか?

 

服部 今までの付録編でも、冷えとり健康法などを紹介しているんですけど、わたし自身について考えると、日々、知恵や情報の部分は更新されているんですよね。

 

野田 そうですね、『うつくしい自分になる本』(筑摩書房)などを拝見すると、あらたな知恵が続々と出てきますよね。

 

服部 はじめてわたしと出合う人には、わたしが今までやってきたことを知っていただきたいし、いままでわたしを見てきてくださった方には、わたしがあたらしく知ったことをご紹介したい。そう思ったんです。

 

野田 だから今回、服部さんが出合った順番に知恵を再編集したんですよね。今までもご紹介してきた知恵については、イラストを追加するなど、よりわかりやすくして。さらに、服部さんの最新ブームもあらたに収録しています。

 

服部 今年、わたしの中ではエドガー・ケイシー・ブームが来まして、「ひまし油湿布」をご紹介させていただきました。また、並木良和さんの統合ワークの方法も、ご本人に確認をとって掲載させていただくことができて……本当にパワフルな、2020年にふさわしい内容になったかな、って感動しています!

 

野田 この「超セルフケア読本」だけ独立して売ることもできるんじゃないか、という充実ぶりですよね。

 

服部 本当に。最強のハンドブックになりましたよね。

 

野田 タイトルを決めるときに「超」とつけていいのか、ちょっと話し合いをしましたよね。わたしは、いろいろな情報が入っているというだけでなく、視点がホリスティックというか、こころ、からだ、たましいの垣根を超えているのが特徴かな、と感じたので、自信を持って「超」の文字を入れましょうとお答えしました。

 

服部 この付録編をセレクトショップにたとえるとしたら、ほかにはない、すばらしい品揃えだと思っているんです。わたしの視点ではありますが、新旧の知恵が網羅されているし、読者のみなさんも何かしらご自身に合うものが見つかるんじゃないかと思います。

 

野田 外側から変えてもいいし、内側から変えてもいいし、霊性の部分にアプローチすることもできる。そういう意味で、あらゆるジャンルを超えた内容になっていますよね。こんなに薄い冊子なのに……! 深川優さんに描き下ろしていただいたイラストもとってもキュートなので、そちらも注目です。

 

服部 表紙イラストはこの「超セルフケア読本」の世界観を表現していただきたくて、何度もやりとりを重ねましたね。おかげでイメージどおりの出来栄え! ほんとうにすごい冊子ができたと思っています。

 

野田 『マーマーマガジン』でかつて紹介していたような知恵が一冊にまとまっているから、「服部みれい入門編」のような読み方もできますし、今後、服部さんの本やエムエム・ブックスの新刊を読む際にも、手がかりになるかもしれませんね。なによりセルフケアを通して、自分を見つめ、自分を愛するということを味わっていただけたらうれしいです。

 

服部 ね。手帖に挟んで携帯できるから、ぜひ、空き時間などにこちらの『超セルフケア読本』も読んでいただければと思います。実はブックガイドも、細かく更新しているんですよね。

 

野田 それぞれの知恵の参考図書がわかりやすいように編集し直したうえ、紹介する本を増量したので、結果的にページが増えましたね。

 

服部 そうなんですよね。気になった知恵があれば、参考図書もぜひお読みになっていただければと思います。また、わたしが最近いいな、と思った最新の本たちもさりげなく追加していますので、ぜひご覧になってみてください。

 

◯「おまもりシール」を全員にプレゼント!

 

野田 今回の手帖の特典付録としてどんなものをつくろう、という話になったときに、手帖に貼れるシールがいいかな、ということになったんですよね。

 

服部 手帖をご自身でかわいらしくデコっている方も多いみたいなんですよね。手帖に気軽に貼れて、さらに、見るたびにちょっと心強くなるようなシールができたらな、と。

 

野田 そこでできたのがこの「おまもりシール」ですね。『マーマーマガジン』でおなじみの人気イラストレーター、平松モモコさんにローズとユニコーンを描いていただきました。ローズは「愛」、ユニコーンは「純潔」など、それぞれ古から伝えられてきた意味があるので、それを意識してもたのしいかもしれません。

 

服部 ユニコーンは「解毒」というか、毒を制する強い力もあるそうですよ。ローズは愛で守ってくれるし、ユニコーンは悪いものを追い払ってくれる。どちらもおまもりとしてぴったりですよね。

 

野田 まさにおまもりシールの名にふさわしい……!

 

服部 さらに今回、特別なシールもご用意していまして。マーマーなブックス アンド ソックスで手帖やカレンダーを購入された方に、いちごのシール、または龍のシールを差し上げているんです!

 

 

野田 じゃあ、マーマーなブックス アンド ソックスで手帖とカレンダーのセットを買った場合は、ローズ、ユニコーン、さらには、いちごや龍シールがついてくるということですか?

 

服部 そうなんです。いちごと龍、どちらがあたるのかも、たのしんでいただけたら!

 

野田 すごい! いちごと龍のシールもかわいいですよね……! 龍は古来より縁起のいい動物として知られているから運気がアップしそう! いちごはどういう意味合いがあるのでしょうか?

 

服部 いちごはホ・オポノポノでは大切なクリーニングツールとうかがっています。そういう知識がなかったとしても、いちごって見るからにフレッシュで、気持ちが上がりませんか?

 

野田 はい。確かにパッと明るくなりますよね。

 

服部 あたらしい自分になるときって、急激に環境が変わったりするから、その反動や浄化の過程で、めんげんとして、気持ちが落ち込むこともあるかな、と思うんですね。そういうときにクリーニングツールとしてこのいちごのシールを使ってもらえたら、と思いました。

 

野田 シール自体がすごくかわいいから、見るだけでもうれしくなると思います! どのシールも素敵に仕上がったので、ぜひ手帖に貼ったり、眺めたりしてみなさんに使っていただきたいですね。

 

つづく。

 

(野田りえ)